Kyohei Hayakawa
ジュエリーコーディネート
更新日:2022年1月14日

ジュエリーのコーディネートにルールはありません。
好きなものを身につけ自分を楽しませることが大切。
しかしファッションは「見られる」というもうひとつの重要な視点もあり、
「私はこのような人間です」と他人に伝える表現でもあります。
今回は、ジュエリーのコーディネートの考え方をご紹介いたします。
イメージを言葉であらわす
コーディネートとは「調整する」という意味。
色、形、素材などいくつかの要素を組み合わせ、バランス良く仕上げる。
大袈裟に言えば、自分で自分を演出をする総合芸術のようなものです。
コーディネートの際のシンプルな考え方は、
なりたい自分を簡単に「言語化」してみること。
そうすれば複雑に思えるイメージもシンプルになります。
分かりやすいスタイルは、
「カジュアル」「スタイリッシュ」「エレガント」
といったイメージでしょう。
ジュエリーの場合ですと、
◆カジュアル:小ぶりでつけやすいデザイン
◆スタイリッシュ:シャープなラインでモダンなデザイン
◆エレガント:装飾的で優雅なデザイン
といったイメージ。
ユニクロのシンプルなファッションに一粒石のネックレスで、上品な「カジュアル」に。
メンズライクなファッションに直線の目立つピアスを加え、強さを感じる「スタイリッシュ」に。
フェミニンなファッションに曲線で華やかなブローチを飾り、高貴な「エレガント」に。
ファッションには理屈ではない感性が大切ですが、言葉で表現することによりイメージの輪郭も見えてきます。
ジュエリーの組み合わせ
ジュエリーはセットで身につけることにより、その楽しさも広がります。
その際は、
◆色や形などで関連性を持たせる。
(ブルー系の石でまとめる。曲線のデザインでまとめる、など)
◆主役をひとつ決めて、他は脇役としてその主役を引き立てる。
(華やかなネックレスを主役にし、ピアスやリングは控えめなデザインでネックレスを引き立てる、など)
といったことをふまえてコーディネートすると調和が生まれます。
また、ジュエリーのセットは着けすぎても下品になってしまうので、3点までにすると無難な形で上品に見えます。
バランスをとった上で、今度はわざと外して意外性を出してみるなど、そこからは自分なりの遊びのコーディネートになり、無限の可能性が広がります。
そして様々な芸術などを知って美意識を高めることも必要。
まさに今SDGsが謳われる時代、一過性の流行ではなく、育て上げた美意識によって長く愛せるものを見極め、自分だけの人生に彩りを与えることが大切です。