Kyohei Hayakawa
トルマリン 自然のパレット

トルマリン Tourmaline
石言葉:希望、無邪気
石の力:感受性を高める
和名:電気石
硬度:7〜7.5
10月の誕生石
「混合した色」という意味を持つトルマリン。
虹色の七色がすべて存在し、カラーバリエーションが豊富なことでも知られています。
熱が加わると電気が発生し、磁力を持つという特質から、和名を「電気石」と呼びます。
16世紀の初め、グリーンのトルマリンがヨーロッパで扱われていたことが確認されていますが、まだ宝石学が未熟だったため、当時は他の宝石と混同されていました。そのためトルマリンの伝説は詳しくは残されていないようです。
色の豊富なトルマリンはそれぞれ違った美しさを見せてくれます。
「ピンク・トルマリン」、「グリーン・トルマリン」などは人気が高く、宝石店でもよく見られる色です。他の宝石の同色とは違った、トルマリン特有の輝きを見せてくれます。
赤い色として産出されたものは「ルベライト」と呼び、希少性の高いものになります。
エレガントな華やかさを持つ美しい色彩です。
ひとつの石に2つの色が見られる「バイカラー・トルマリン」も人気があります。
特にスイカのようなグリーンとピンクのバイカラーである「ウォーターメロン・トルマリン」は神秘性と愛らしさを持つ魅力的な石です。
そして最も高価で近年人気のあるのは「パライバ・トルマリン」。
ネオン・ブルーの輝きは、地球の神秘を感じさせる美しさを持ちます。
以前タレントのマツコ・デラックスさんのテレビでパライバ・トルマリンが紹介され、
初めて知った方も多くいたようです。実際私が勤めていた宝石店でも多く問い合わせがあったことを覚えています。
現在では産出も少なくなり、今後もその価値は上がっていく宝石となっています。